一般歯科・食べる事と健康について:恵比寿の歯医者、歯科・武内デンタルクリニック

食べる事と健康

50代からの10年間で約5本の歯を失っている

国の統計調査をみると、50代からの10年間で約5本の歯を失っていると言う結果が出ています。
成人の歯の喪失は口腔機能の低下に直結するため、むし歯や歯周病を予防して、出来るだけ歯を残そうと努力するわけです。

もしも、歯を失った場合は、口腔機能の低下を最小限に抑えるために、義歯の装着やブリッジなどで補うことが必要となります。「食べる」ということは、栄養摂取、味覚など生物学的要素と味わう、楽しむ、満足するなどの精神的要素があり、共に重要なファクターです。

また、歯の喪失は顔が変わったり、コミニュケーションに支障が出る他、笑顔、おしゃべりなど人間関係にも深くかかわりを持っています。

医療制度の改革で40歳以上の成人を対象とした生活習慣病予防のためのメタボリック健診が始まりました。
生活行動を変えることで、生活習慣病、肥満や高脂血症、高血圧を改善して、医療費が一番かかる脳卒中や虚血性心疾患などを予防しようと言う考え方です。本人が生活習慣を変える力のあるうちに保健指導を受けさせようと、40歳以上に義務付けられました。

歯科健診もメタボ健診に組み込まれると期待しましたが、残念ながら実現しませんでした。日本肥満学会は肥満症の最もリバウンドの少ない治療方法に咀嚼法をあげています。肥満予防の健康教育に、歯科医師や歯科衛生士による咀嚼指導を組み込むべきではないでしょうか。

また、歯周病は糖尿病の6番目の合併症と言われ、糖尿病の人は歯周病のためによく噛めず、食生活指導が上手くいかない可能性があります。

したがって、糖尿病予防には歯周病予防、歯の健康に気をつける食生活指導が大切と思います。

歯の悪い人と健康な人と、どちらが長く生きるか

歯の悪い人と健康な人と、どちらが長く生きるか、そういう研究報告が少しずつ出てきています。 その一つが沖縄県宮古島での15年2カ月にわたる5.700名規模の歯科健診データです。機能している歯の数が10本以上のグループと、10本未満のグループを比較すると、10本以上歯のあるグループは、10本未満のグループに比べ、男性は2倍、女性は1.5倍の生存率でした。

この結果は、歯を失って寿命が縮むのは女性よりも男性に顕著です。歯を失ったら義歯を使えば、使わない人より長生きするとデータは示しています。その他にも肩こり症は歯の少ない人に多く、残存歯数と不定愁訴もきれいな相関性を示しています。

歯科疾患実態調査と、厚生労働省の生命表を組み合わせて、残存歯数と余命の関係を調べてみると、残存歯数の増加に比例して日本人の寿命が延びていることが分かりました。1970年から2000年までの30年間で、機能が向上した臓器は、残存歯数が増えた口腔だけです。日本人の寿命が延びたことに口腔保健の向上が関与したことは否定できないものと考えます。

そもそも歯科医療の本分は歯を残すこと、歯の喪失を最低限に抑えることです。歯科医療、歯科保健とは、口の機能を生涯にわたって維持し、誰でも最後まで口から食べられるようにすることです。

言い換えると、歯を残すようになったことで、寿命が延びたと言っても過言でないと思います。歯を意識する、歯を大事にすることが生物学的にも寿命をコントロールしていること、1本の歯を失うことで何を失ってしまうかという情報がしっかり届けられれば、人は歯と口腔内の健康についてもっと意識することとなるでしょう。

医療の世界は病を治すことが使命ですが歯科医療は、数十年後の命をコントロールする仕事とも言えるのではないでしょうか。

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